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雪国 「川端康成」 [本 そして 時々映画? かな ???]

実は 今年の1月に行った

越後湯沢旅行の直後から読んでいたのですが

あまりにも読みにくい文章なので(途中で 他の本を読んでしまいました)

つい最近 やっと読み終わりました

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私の記憶が定かでは無いのですが

確か映画を見て良かったので それで中古の本を買った

そんな風に覚えています

んで今回は逆に 本の内容が分かり難いので

岩下志麻が主演のDVDを購入(1965年)
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物語は 1934年(昭和9年)より1937年(昭和12年)まで

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「かすみの間」に逗留しながらの執筆とされています
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駒子のモデルとなった松栄(まつえ)さん
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さて 小説の出だしは有名ですね!
「国境(くにざかい)の長いトンネルを抜けると雪国であった
夜の底が白くなった 信号所に汽車が止まった」
しかし 映画での冒頭シーンは異なります
実は主人公の島村と駒子は 前に違う季節に出逢っており
その出逢いから描かれていて 小説を読んだ人には分かり難い展開になっています
1年に一度だけ訪れる 妻子もあり坊ちゃん育ちの島村を
嫉妬に近い感情で待ち焦がれる駒子
上越の美しい景色を捉えながら 現実の貧しい寒村風景を映し出します
(映画の撮影地は 新潟県の野沢温泉)
もちろん こんな恋が成就するはずなど無く
それに気付いた二人が目撃するのは・・・?
ちなみに 助演「加賀まりこ」の澄んだ声も印象的 (^^)/


古き日本の情緒と原風景を描いた 世界的にも有名な小説の雪国

でも私にしては珍しく 小説より映画の方がグッとくる

そんな雪国なのであります ('◇')ゞ


<余談>

雪国に出てくる信号所とは 現・上越線の土樽(つちたる)駅
鉄道用語的には 列車(電車)が行き違い等のみを行う駅で
旅客や貨物の取り扱いを行わない駅の事を言います
ちなみに小説の信号所は 当時は冬季のみ
スキー客を見込んで客扱いをしていたそうです
1941年(昭和16年)から普通の駅と同様 旅客を取扱う駅になりました

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