東京メトロ・日比谷線から見える物 3 [北&南千住 三ノ輪 入谷界隈]
日比谷線が三ノ輪を出て、南千住へ向かう道は急な上り坂
地下からやっと地上に出て左カーブを始めると左側の遠目に
マンションの間にチラチラ
いまにも大空に飛び立ちそうな仏様
気付く人、ほとんどいないと思います
ここは南千住駅から徒歩10分ほど
曹洞宗の円通寺
創建はなんと西暦791年、坂上田村麻呂が開創したと伝えられます
また八幡太郎義家 (源義家) が奥州を鎮定した時
討ち取った四十八の首を寺内に埋めて塚を築いたので
この辺りを小塚原と呼ぶようになったとか
首塚
慶応四年 (1868) 五月十五日
上野の山内にて戦死した彰義隊の遺体は 「賊軍」 がゆえ
戦場に散乱放置したままで在ったのを、当寺二十三世 「大禅佛磨大和尚」 が
上野の山に出向き、斬首覚悟で供養していた
勿論、官軍に拘束されるが、幸いにも当寺に埋葬供養を許すという官許をいただけた
という事で彰義隊の遺骸266体が、ここ円通寺に眠っているそうです
そして、彰義隊と官軍が上野の山で戦った上野戦争の傷跡
上野寛永寺の黒門が移設されています
近づくと
鉄砲の跡
ちょっとした所に
歴史を語る物があるんだなぁ、と思う今日この頃です
東京メトロ日比谷線から見える物、完!