やっぱり暑い日は? 1 (加須市のうどん・久下屋脩兵衛) [そば&うどん]
二つ前のブログ (寒梅酒造) で
江戸時代の埼玉北部は米処と書きましたが
江戸の台所として米だけで無く
小麦の産地としても有名でした (県境を接する群馬を含む)
そして、小麦から出来る食べ物といえば 「うどん」
埼玉県北部の加須 (かぞ) 市は、関東の知られざる 「うどん」 の町
加須の 「うどん」 の店のほとんどは、車じゃないと行けませんが
この店は、東武伊勢崎線加須駅から歩いて行ける貴重な店
「くげやしゅうべぇ」 と読みます
うどんは時間がかかるので、蕎麦茶でゆっくり待ちます
うどん屋で蕎麦茶は ??? と思いますが、蕎麦も提供しております
ごま汁天ぷらうどん
自分で胡麻をすり、「つゆ」 と混ぜます
たまには変わった 「つゆ」 も美味しい
割り子うどん
こちらは、関東風の濃い目の 「つゆ」 で頂きます
やっぱり暑い日は、ツルツルっと?
ちなみに関東の醤油が濃いのは
昔々関東では醤油を作っておらず、上方から運んでおりました
運んでいるうちに水分が蒸発し濃くなってしまい
後に、その濃い醤油を元に醤油作りが始まったからだとか
でも塩分濃度は、関西の薄口醤油より低いのです
そして埼玉北部の小麦は、利根川の水運により運ばれ
千葉県野田市のキッコーマンで、醤油になるのでありました