だれかに似た人 「阿刀田高」 [本 そして 時々映画? かな ???]
第一冊は昭和59年
だれかに似た人
[Y字路の街]
人生は様々な分岐点を その都度決断しながら通過して行く
男と女は一体どこで 幸せの分岐点を間違えたのだろう
湖畔で偶然出会った二人は 最後の分岐点を訪れる
[奇談パーティ]
死別した後 人も羨む様な二人目の妻を迎えた私
ある時 恩師の家に呼ばれ訪れた
そして夜の奇妙な百物語のパーティは もう始まっていた
奇妙な事は パーティの料理がすべて死別した前妻の味だった???
タイトルの 「だれかに似た人」 という物語は入っていません
阿刀田高にしては かなりブラックユーモア & 情事の描写が多い全10編の短編集
読み進んでいくと 奈落の底に引きずり込まれる? かも ???
ちなみに一昔前の 男性目線で書かれた短編が多いので御注意!