忍びの国 「和田 竜」 [本 そして 時々映画? かな ???]
今 絶賛放映中の映画の原作です
(あれ! まだ放映中ですよね?)
購入したのは2008年 第三刷
作者は 「のぼうの城」 も書いた 和田 竜
映画化されたのを機に 読み直しました
・・・時は戦国末期 天正6年 (1578年) に起こった第一次天正伊賀の乱の物語
当時の伊賀は戦国時代にもかかわらず 戦国大名では無く
地侍達 (伊賀国郷士衆) が治めており 傘下には下人 (忍者) を従えていました
隣国の伊勢を手中に収めた織田信長は 次に伊賀を と
信長は慎重に攻めるつもりでいました が 気は弱いが戦功を焦る次男の信雄
伊賀国郷士衆の策略にはまり
そして血気にはやり たかだか8千の兵で攻め入ってしまいます
しかし
策略を巡らした伊賀国郷士衆の誤算もあり 初戦は織田軍の勝利が続きます
ヤバイと思った下人の忍者たち 郷士衆を裏切り逃げに入りましたが
何を隠そう 金にはめっぽう弱い彼ら ある事をきっかけに戻り
やがて一大勢力になり 信雄軍を打ち負かし始めます
突如反撃を受けた信勝軍は 這う這うの体で逃げ帰り・・・
下人の忍者 無門を軸にスリリングな展開で 一気に読み進んでしまいます
ちなみに映画は見ていないのですが
元々 本 (物語) が面白くて映画になった物の原作を読んでしまうと
やはり 映画は見劣りしてしまう気がするのですが (今までの経験上)
でも もしかしたらDVDを 買ってしまうかも?しれません !!!
ちなみに後の天正9年 (1581年) 第二次天正伊賀の乱では
信雄率いる約5万の織田軍が再侵攻
最初はまたまた難攻が続きましたが 織田軍の調略もあり
やっとの事で 伊賀国を平定したそうです