龍岡城五稜郭 「長野県 佐久市」 [長野県]
臼田駅を下車
あれ! 案内看板がありません (''_'')
自分でプリントアウトした地図を頼りに目指すは?
駅から徒歩で 15分くらいでしょうか
函館とココ 日本に二つしかない星形の洋式城郭で
慶応3年 (1867年)
田野口藩主 「松平乗謨」 (まつだいらのりかた) によって造られました
(ちなみに松平乗謨は 陣屋格という事で天守閣等は造れず
なので城郭の中は 御殿等の建物しか造れなかったそうです)
当時は幕府により 城を新たに造ることを禁止されていましたが
西洋の軍学に関心を寄せていた松平乗謨は特別に許可をもらい
フランスのボーヴァン将軍が考案したといわれる
稜堡 (りょうほ) 式築城法を用いて作られたそうです
こちらは城の脇にある であいの館
ここで簡単な資料をもらい ちょい散策
駅から歩いてくると まずはココに着きます (であいの館の手前になります)
ちょうど星の突先にあたりますが 左は道路 右は畑と民家になっており
まだ未完成な場所みたいです (未完成のまま 幕末を迎えたそうです)
左の道を行くと黒門 (たぶん)
城内は現在 小学校となっています
であいの館の人いわく 授業等していますが 気にしないで城を散策して下さい
との事
この辺りから 堀を見る事が出来ます
ちょうど星形の凹んだ部分ですね
堀 そして布積みの石垣の上に 五稜郭独特の武者返し
武者走りが通り 土塁というのが分かるでしょうか?
大手門
説明看板の水色の所が 完成した堀
大手門辺りの堀が一番広く 幅9.1メートルあるそうです
大手門脇 土塁の端の石垣部分
ちょいっと 土塁の上を歩いてみました
この辺りに
大砲を置くつもりだったのでしょうか?
実際 五稜郭は実戦上 極めて優れた城らしく
敵に対して死角が無く 十字砲火を浴びせられる事が出来
また守りにしても 日本の城と違い門の数も多いので
味方の援護射撃を受けながら
どの方向からも 城内に引く事が出来るという利点があるそうです
城内にある田口招魂社
写真はありませんが 唯一昔からある 「お台所」 が現存しています
ちなみに 参考として各稜角 (りょうかく 星形の頂点) の距離は
函館五稜郭は約300メートル フランスのリール市の城塞は約600メートル
龍岡城は 約150メートルなんだそうです
さて もう一つ龍岡城には 外城の北側の虎口の枡形が
石垣と共に良好に残されているという事で 行くつもりでした
ところが城を出た途端 急に雨が降り出し そして段々と強くなり
「参ったなぁ 小さい折り畳み傘しか持ってないし これじゃあ びしょ濡れだぁ ○o。.」
なんて思いながら ついつい駅方向へ戻ってしまい で 途中
駅まで5分ほどの所で思い出したのですが 後の祭り (/・ω・)/
せっかく行ったのになぁ (´Д⊂ヽ
余談ですが 龍岡城には函館五稜郭みたいな展望台はありません
全貌を見たいという方は近くの古城 田口城に登る事になります
(車でも登れるそうですが 詳細は定かではありません)
なのですが今の時代 グーグルアースが重宝します (^^)/