一路 「浅田次郎」 [本 そして 時々映画? かな ???]
2013年に単行本が発行され 2015年に文庫本となっていましたが
最近になって大反響に?
一路(いちろ)
舞台は 風雲急を告げる幕末
失火により父が亡くなり 江戸から急遽戻る事になった一路
生まれた時から江戸で育ち
仕事について何も教わらないまま 参勤交代の供頭を継ぐ事に
偶然焼け跡から 約230年前の参勤の記録を見つけます
230年前と言えば やっと徳川幕府が安定し始めた頃で
参勤交代が始まったばかり
記録の初文には
「参勤交代之御行列ハ行軍也
雖平時 戦備長長無怠可相務」
「参勤交代の行列は行軍なり
平時といえども 戦備えをおさおさ怠り無くあい務むるべし」
今は緩みきった参勤交代を 記録通り行う事を決めた一路
行く手を 真冬の中山道が立ち塞がり
更に
御家騒動の疑いまで持ち上がり
読み始めは ちょっと鬱々と進むので
「あ! この本 失敗したかな?」
なんて思いましたが 読み進めるにつれ止まらなくなりました
もしかしたら 映画化を意識した?
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