笑う横には婆来たる 「栃木県・益子」 [栃木県]
焼き物の町と聞いて 思い浮かべるのは佐賀県の有田や伊万里
滋賀県の信楽 そして石川県の九谷あたりでしょうか?
やっぱり関東の笠間と益子は・・・出て来ないですかね?
という訳で 焼き物の町 栃木県の益子 (ましこ)
町中のメイン通りは焼き物の店だらけ そして時々レストラン
窯元らしき店も数軒 (お高そう!)
あ! 手前味噌ですが 中心街を流した動画です 暇な方は !!!
私たちが目指したのはコチラ
陶芸教室や 食事や土産も揃います
目印はコレ
おいっ! 上向きすぎだぞ !!!
妻が一言
「え~? なんであんなに上向いてるの~ ???」
いやはやなんとも
窯元共販とはいえ すべての焼き物が益子産とは限りません!
が やっぱり買ってしまいます
こんな可愛い物も (笑”
実は益子
目的は焼き物では無く お寺の西明寺
国指定重要文化財の三重塔
もう一つの国指定重要文化財 楼門は撮り忘れ (涙”
これらの文化財も貴重なものですが 日本に一つしか無い物があります
中央の笑い閻魔大王 (凄”
笑い閻魔とは何かというと?
閻魔様の横には地蔵菩薩が立っておられます
(写っていませんが 閻魔大王の向かって右には地蔵菩薩がおられます)
閻魔は五七日本尊地蔵菩薩の化身とされています
どうして お地蔵様が地獄にいるのでしょうか? 悪いことをしたのでしょうか?
いいえ違います それは 地獄に落ちた人を救う為です
お地蔵さまは 「他人の為なら 地獄にまで行く」 という菩薩行を実践する人なのです
お地蔵様は決して怒らず いつも笑みを浮かべています
そして地蔵菩薩の真言は
「おん かかか びさんまえい そわか」
「オーン ハハハ ヴィサマエー スヴァーハー」 (笑い声)
お地蔵様の心が笑い声だから その化身の閻魔は笑っているのです
なんとも分かりにくい説明でスイマセン (汗”
そして 閻魔大王の向かって左側には?
余りの怖さに写真を撮る前
「恐れ入ります 申し訳ありませんが 写真撮らさせて頂きます」
と 心の中で呟いてしまいました !!!
そして このお方は奪衣婆 (だつえば)
奪衣婆は 三途川の渡し賃である
六文銭を持たずにやってきた亡者の衣服を剥ぎ取る老婆の鬼
脱衣婆 葬頭河婆 (そうづかば) 正塚婆 (しょうづかのばば) 姥神 (うばがみ)
優婆尊 (うばそん) とも言う
奪衣婆が剥ぎ取った衣類は
衣領樹に掛けた亡者の衣の重さには その者の生前の業が現れ
その重さによって 死後の処遇を決めるとされる
俗説ではあるが 奪衣婆は閻魔大王の妻であるという説もある
だそうです (こちらも分かりにくい説明 ○o。.)
それにしても 笑う横には婆来たる ですかね (怖”
益子に来たら焼き物だけで無く 西明寺もお見逃し無きよう!