田山花袋の小説 「田舎教師」所縁の地を巡る 2 円照寺 「埼玉県 羽生市」 [埼玉県]
物語の重要人物では無く かなり脇役的な存在なのですが
資料館まで出来てしまった という人が眠る寺
円照寺(真言宗)
写真は山門なのですが まるで 戦国時代の城門みたいです
そういえば この門をくぐった先の右側には碑があり
~元来「寺」というものは人を護る砦であり城であった
故に寺の門は「山門」と呼ばれている・・・~
と書かれております
山門をくぐると 供養塔?でしょうか ???
調べてみたら 水行様という話がありまして
⇧ お暇な方 興味がある方はどうぞ (^o^)丿 ⇧
庫裡と本堂
この庫裏の横に お種さんの資料館はあります(無料)
ちなみに「お種さん」とは?
主人公(清三)が務める 弥勒高等小学校近くの料理屋(小川屋)の娘です
15畳ほどの部屋に お種さん(本名 小川ネン)所縁の品や
料理屋小川屋で使われた食器等が展示されています
作品の中で 主人公との関わりも少ないだけに
小さいながらも資料館まで造られた事に ある意味驚きますし
お墓まで (゜o゜)
もしかしたらネンさん 村のアイドル? だったのでしょうか (?o?)
ちなみにネンさんは明治9年(1876年) 新潟県で生まれ
12歳の時に 家族(杜氏)と羽生に来たそうです
結婚もしましたが 一年あまりで離婚
晩年は身寄りも無く 一人ひっそりと小川屋で暮らしていたとか
昭和37年(1962年)
埼玉県浦和の尚和園(養老育児院)で息を引き取りました
享年86歳
いまでも 特別養護老人ホームとして現存しているみたいです