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田山花袋の小説 [田舎教師]の所縁の地を巡る 3 弥勒高等小学校跡 「埼玉県 羽生市」 [埼玉県]

お種さんが眠る 円照寺から歩いても数分です
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あ! 鬼平江戸処からも歩けます

主人公の小林秀三が

三年ほど教鞭をとっていた 弥勒高等小学校の跡地です

余談ですが 弥勒という地名は

江戸時代 この地を開墾していた とある男が

鍬を振り下ろしていた所 地中から弥勒菩薩が w(◎o◎)w

なんだとか

跡地には文学碑が立ち
P9203192.JPG

ここには
P9203191.JPG

「絶望と悲哀と寂寞(せきばく)とに堪へ得られるやうな

まことなる生活を送れ

絶望と悲哀と寂寞とに堪へ得られる如き勇者たれ

運命に従ふ者を勇者といふ」

と書かれています

文学碑の斜め向かいには 田舎教師の像も建ちます
P9203189.JPG

ちなみに

小林秀三が間借りしていた 建福寺から弥勒高等小学校までは
Map.gif

6キロの道のり(昔の人は・・・)

羽生市HPより ⇩

花袋は日露戦争後 建福寺に太田玉茗を訪ねた折り
小林秀三の真新しい墓に気づきました
秀三を見知っていた花袋は心動かされ
残されていた日記に創作意欲をかき立てられました


「この日記は あるいはこの小林君の一生の事業であったかもしれなかった
私はその日記のなかに
志を抱いて田舎に埋もれていく多くの青年たちと
事業を成し得ずに亡びていくさびしい多くの心とを発見した
万人の狂喜している日に そうしてさびしく死んで行く青年もあるのだ」

と花袋は 『東京の三十年』の中で記しています

う~ん

ブログを書いていたら なんだか p(´⌒`。q)


ちなみに

円照寺には 車を停めるスペースが無いので

(停められなくもないのですが)

ココ 田舎教師像の後方(広めの駐車スペースあり)に停めるのが良いかと!


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